個人的には面白かったです。曖昧な終わり方をしているので最後までやったほしい。シーズン2を期待します。

作品の中に登場するイヌイット族はエスキモート呼ばれる先住民族で、カナダとグリーンランドではイヌイット（人間）と彼らは自称している。だいたい、1950年頃から多くの人が都市部に移住し、1999年にはカナダで自治州も誕生している。作品中の新型コロナは百数十日で終息を見るようですが、現実には発生から三年近く経った今も終息を見るには至っていないし、有効な治療薬も完成していません。ドラマは所詮楽観的との見方もできなくはないが、今現在、この作品を見て感じることは、常日頃の個人レベルでの公衆衛生（手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保など）の意識を徹底し、より高めていくことが大切であると痛感させられました。出演者では、ヒロインのアンヌ＝マリー（少し気が短くて感情的になるのが玉に瑕）と夫の浮気相手の医師のクロエ（のちに人の痛みがわかるように）そして、博士号に挑むイヌイットの女性（常に冷静沈着）の三人の演技が印象に残りました。見る価値ありの作品です。

面白かったです。コロナをすぐに取り上げてドラマ化してるのすごいなと思いました。日本は伏せておきたいのかコロナのドラマは見かけないので、ドラマで学べて良いかなと思います。派手な演出はないけど、人種や生活レベルや環境で繋がり、感染していくのは見てて怖くなりました。ウィルスはどこでももらいますもんね。感染した愛人と不倫してたら妻にも感染するわけだし…。しかし、病院関係のドラマに不倫を盛り込むのはお決まりなのかな…？？（グレイズよりは全然あっさりな不貞関係ですが…）感染拡大と戦う妻に対して愛人を褒める旦那は感染してお亡くなりになった方がいいと思いましたが。愛人もずうずうしいなぁ…。だから不倫ができるんだろうけど。上手に盛り込んであったので、飽きずに最後まで見れました。子供と人類を感染から守る仕事に尽力するママ！頑張れ！！と応援せずにはいられない。シーズーン２はどこー！？

知識やデータなどから、「もし新型のウイルスが広がったら世の中はこうなる」というのは予測できるだろうからこの表現はおかしいですが、でもまるで現在の予言のようでした。あらゆるエピソードが、現在の新型コロナにより起こったことと一致してて、ドラマの方が現実よりも先だということを忘れてしまいそうなくらい。一番最後の最後、ある女性の感情爆発の演技と表情がすごく良かったです。ただひとつ、あの優秀な女性たちの男の趣味が理解できません。浮気男しかり、ジャーナリスト（？）しかり。どこが良いんだかサッパリ分かりません。

したかのような内容です。感染の広がり方や理解してもらう難しさなどがよく描かれていると思います。コロナもこんな感じが要因の一つとして広がったのかなと思わせるものです。対策を理解してもらうのは難しいですよね。医療関係に勤めている自分ですら最初は理解に困惑したのですから、関わってない人達だと余計だと思います。ただ不倫などの描写は必要だったのかな？と思いました。

映画「コンテイジョン」ほどの緊迫感とスピード感は無いが、、とても面白く、愉快に意外で、最後まで楽しめる優秀なドラマ。どこの世界にもある「偏見や差別」など、人間の醜い自己中心的な思考を鋭く描写している。次々に出てくる、女性キャラが非常に格好良い。美熟女目白押しで、その辺りは見所が多数・・割とアッサリ片付いてしまったので、少し物足りません。変異すれば続編ナンボでも出来そうなので、シーズン２が見たいです。

劇中のウイルスも新型のコロナウイルスというまるで予言のような内容はすごい。起きる事象も考えてあって実際起きたことを当ててる部分もありそこは面白かった。が、それだけ。とにかく全編に渡って無能が足を引っ張りすぎ。「何かしようとする→無能が出てきて邪魔をする」の繰り返しがきつい。無知な一般市民だけならまだしも専門家や政治家まで無能＆クズ揃いでいらん痴話喧嘩や屑行動を繰り返すのはなかなかに不愉快。まあ確かに人間なんてそんなもんかもしれませんが、こんなにフォーカスせんでもいいでしょ…しかも屑行動をした人間が取り立てて何の罰も受けない、少なくともシーズン1中には。その辺は次シーズンのお楽しみなのかもしれませんがもう観る気はないですね。“それぞれが自分の仕事を最大限全うしつつもウイルスの驚異がそれを上回ってしまう…が人類の叡智でなおも食い下がる”という展開は望むべくもなかったなぁこれを観るなら映画「Contagion(邦題コンテイジョン)」(2011年作)の方が個人的にずっと出来が良いと思います。パンデミック事象の予想内容もあっちの方が全然凄かった…

コロナが世界中に猛威を振るって何一つ効果的な対策も打てず、根絶に向かう気配すらないときにスーパー科学者、偉大な政治家でも現れて見事にこの難局を乗り切った、というフィクションで気休めにでもしようというのかな、どうするというんだ?と思いながら冷ややかに見始めたが、まあまあそんなことだろうと現実に見聞きするようなことが起きて、ただ事実をなぞりながら市民の生活の変化や脅威を再現してるだけかと。野生爆弾みたいなホモ大臣、ずいぶん閣僚にしちゃ自由行動が多いなとか、浮気がバレたとかいらね、とツッコミながら、ニュースでしか見たことのない医療現場の混乱も、内部では人間のすることだから個人の感情で左右されてることもあるだろう、と思いつつ。そしていよいよ未承認の特効薬登場、ほらほらこれがドラマのいいところ、これでハッピーエンドに持ち込むんだな、と思った。なんでもネタにしてドラマにして稼ぐ業界だな、実際にはそんな未承認の薬なんて出てこないし、感染は広がり続けて何の希望もないのに。でも、これが2019年に作られたドラマと知って見方が変わった。現実にはコロナ禍なんてないときにたくさんのウィルスの中からコロナウィルスを題材に選び、感染に対する市民の無防備さ、ウィルス感染の知識のない人たちの行動、現実にはまだまったく予想もしていないときにこれだけのことをドラマの脚本を書く人は知っていた。このドラマはカナダ、モントリオールから国内だけの感染になっているが、コウモリフェレット、トリインフルエンザと様々な発生源を想定している。噂にすぎないが武漢でコウモリを食った人間から始まったとか言われていて、実はこのウィルスの脅威はある程度一部の人々には予想されていたことだったんじゃないかという気がしてきた。強力な感染力をもつウィルスというものが発生すること、その場合何がどうなり、どういう問題が起るか、世の中の誰もが思いもよらないことではなかったと知っておかしなことだが人間の叡智に希望が持てて少し救われる気がした。マスク、手洗い、顔に触るな、濃厚接触を避けろ、今やかましく言われていることは何もないときにすでに知られてた対策、そういう知恵は平常時から人々は持っていた。2019年だったら、こんなドラマは絵空事として気にも留めなかった。