「最後の1本」というタイトルですが、ペニス博物館は、様々な動物のペニスを集めたところで、最後が人間の物、という意味です。アイスランドの館長は、友人から冷やかしでもらった牛のペニスをきっかけに、70年代から様々なペニスを集め始めた元教師。博物館を開くよう勧めたのは妻で、理由は、家がペニスだらけになったから。その館長が、最後の1本に人間の物を欲しがるが、なかなか提供者が出ない。そんな折、時期を近くして、2人の提供希望者が現れた。一人は、アイスランドの老人で、女性によく持てたが、長寿高齢。ここで問題となるのが、加齢とともに、ペニスは縮むという問題。館長は、どうしても一定のサイズの大きさ以上のペニスが欲しい。もう一人は、アメリカ人。アメリカの国旗をペニスに入れ墨して展示して欲しいという愛国者。どうしても博物館の最初の1本にしてほしいので、切断を検討。だが、提供後もときどき返してくれ、と注文を出すので、もらったペニスは返さない、という館長と溝が開いてしまう。誰のペニスが展示されるのか、老人のペニスは縮みすぎないか、アメリカ人とのペニス交渉はどうなるのか。ペニスを巡る交渉が描かれ、みんな、一生懸命です。でも笑ってしまう。卑猥さは感じませんでした。

ドナー以外の目的で、第三者への人体組織の提供が認められる上に…その申し出に喜んで応じる人が名乗り出る…！二人も‼宗派間の倫理観の差異にぶつからない言葉で例えるなら「ヒトはナゼおマツリ好き？」と言えば洞察のキッカケになる…カナ？

97年にＳＦ大作「スターシップトゥルーパーズ」の主人公「リコ」役で名前を売った「キャスパー・ヴァン・ディーン」が監督兼主演を努めたサスペンス。ヴァン・ディーンをスターシップトゥルーパーズで見たときイケメンだなあと思ったけど、何が悪いのかその後の作品に恵まれず、B級作品やビデオ・スルー作品でちらちらと見かけていて、細々と頑張っているんだなあと思っていたけれど、監督業もやってたんですね。本作品は雰囲気からすると、TVムービーか、ビデオ・スルー前提の作品のように思ったけど低予算ながら精いっぱい頑張ろうとしていたのは伝わりました。では、肝心の作品の出来はというと、結婚間近の女性を殺しては、ウェディングドレスや宝飾品を奪い、それをレンタル倉庫にコレクションしていたヴァン・ディーン演じるデイトンは、盗難車に乗っていたことがばれ警察に逮捕され、収監されてしまう。レンタル代金未納のため競売にかけられた（アメリカではそういう契約システムなんだね）彼のレンタル倉庫は本作のヒロイン、アネットとモリーが落札する。倉庫内にコレクションされたウエディングドレスなどに当初こそ驚いたアネットたちだったが、倉庫内の宝飾品が本物で、質屋（故買屋）で高く売れたことに素直に喜ぶ。その頃、出所したデイトンは倉庫が競売されたことを知り、コレクションを取り戻すべく、アネットたちを探し出すための行動を開始するが…日本ではあまりないシチュエーションは新鮮で、ウエディングドレスをコレクションするサイコ野郎という設定も悪くない。デイトンが何故そこまでウエディングドレスに執着するのかははっきりとは描かれなかったが、（TVムービーだとすると）短い時間で犯人の内面性に踏み込むよりも、スピード感を重視したほうが良いともいえるので、まあそれも良い。ただ、サスペンスのドキドキ感をより高めるためには、この女性たちを殺したサイコ野郎が今どうしていているのかとか、徐々に自分たちに近づいてきているということを彼女たちに判らせる演出があればより面白いサスペンスになったと思う。まあ、無難なサスペンスで特に面白くもないけれど、まずまず頑張っているというところかな。あと、一応念のために触れときますが、題材的には描かれていてもおかしくないエロスシーンや猟奇的なシーンはありませんので、そちらを期待される方にはお勧めしません。

テレビ番組のサスペンスドラマのようにぼーっと見始めてぼーっと見終わりました。あれ？ 無味無臭っぽい‥

海外では契約したトランクルームの持ち主と連絡取れなくなったら、トランクルームごと競売しちゃうという文化があるようで、それ自体は面白そうでいろいろ展開できそうなんだけど。もったいない。

スターシップ・トゥルーパーズの主役を演じたキャスパー・ヴァン・ディーンが監督、出演のテレビサスペンスドラマ。ヴァン・ディーンはイケメンではあるのですが、イケメンだけだったのか、映画俳優としては大成することなく、すっかりテレビ映画俳優となってしまいました。本作監督もしており、調べたらテレビドラマ監督作三作目。ほかテレビドラマのプロデュースも多くしており、まだまだ50才序盤。まだまだ俳優としてのチャンスはあるとは思い期待して・・・、いや期待してもやっぱりつまらないものはつまらないよね。。。。

面白かったですが、防犯カメラが沢山ありはずだからもっと早くにわかりそうだし殺人鬼の母親のこととかもっと知りたかったです。継父に虐待されてたのはわかりましたがどうして異常者になったのか知りたかったです。

まず演出補の滑舌が悪すぎて進行に向かないと思った。やり続ければ変なファンが付くからいいっちゃいいのかもしれんけど。シリーズは「呪いのビデオ」を丸パクリで、超劣化呪いのビデオって感じました。ナレーターの「お分かりいただけただろうか？」や、投稿者死亡オチ、屋根裏から出てきたある物(呪いのビデオでは縄でしたね。)などなど。どこかでオリジナリティを出して欲しい所です！